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【原田治展『かわいい』の発見】行ってきました!

原田治展『かわいい』の発見、行ってきました。

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胸にじぃんと染み渡ってそばにいると安心する原田治さんの絵。

 

一番古い記憶はミスドの景品でした。

 

幼い頃、母と行くミスドがだいすきでした。

そこに置かれていたのが原田治さんのイラストが使われたグッズです。

 

今見ても可愛いものばかりですよねぇ。

何日も前から展覧会を楽しみにしていました。

 

会場内は一部を除き写真オッケーでした。

 

※以下は展示の写真があるので、これから行くから見たくないよ〜という方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 幼少時の絵日記

最初の展示は、原田治さんの幼少時の絵日記でした。

絵画教室に通う原田治さんが

 

「次はあぶら絵になるのでうれしくてたまりません」

 

と書いてあるもの。

 

ワクワクする気持ちが伝わってくるようなイラストたちでした。

 

イラストレーターに

高校を卒業する時に、抽象画家の師であった川端実先生に、自分の将来の設計について相談しました。画家になろうと思うのですが、どうしたらなれますかと。すると先生は、お前が一生働かず稼がずに、絵だけを描いていられるのなら良し、ダメなら絵描きにはなるな、いっぺん帰って親父に相談して来いとのことでした。その一言で、ぼくは画家をあきらめて、それなら手に職をと思い、とりあえずデザイナーにでもなるかと美術大学のデザイン科の門をくぐったようなわけでした。 引用元:オサムグッズスタイル 増補改訂版 p228

 

「あくまで大事なのはテーマや内容にそっていること」

と、オールラウンドのイラストレーターとして何種類もの描写スタイルを編み出して、その中のひとつがこの『かわいい』イラストとグッズたちだったのですね。

 

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この女性のスタイルが可愛くて思わずパシャリ。

ポニーテールに丈の短いボーダーTシャツ、ワイドパンツ。

 

今の流行のど真ん中ですね。

描かれたのが昔だなんて思えないほど洗礼されたイラストで心が掴まれました。

手に取りたくなるデザインがかわいい。

 

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原田治さんがイラストから物のデザインまでされていた前半のオサムグッズたち。

これが自分の生活の一部だった人がいるなんて…

いろんな人が、いろんな思いでこのグッズたちを手にしていたんだろうなぁ、と。

 

 

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こちらはカードたち。これがお店に並んでいたなんて羨ましい。

 

アトリエが理想的すぎる

原田治さんが、還暦をすぎて島に建てたアトリエです。

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還暦をすぎて、ここで自分のために絵を描いていたそうです。

 

オサムグッズのイラスト(仕事)とは全く違う、抽象画を。

 

 

自分のためだけに描いているから、タイトルもつけず、人にもほとんど見せていなかったらしく。かっこいい…

 

 

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それまでの仕事としてのプロの絵ではない、自分のための絵を描く。

 

これを見たときに、

展覧会の最初にあった幼少期の絵日記に

 

「次はあぶら絵になるのでうれしくてたまりません」

 

 

と書かれていたことを思い出しました。

 

人生をとても大切にされていたのかなぁと感じました。

 

計算されたプロの『かわいい』とはこういうことなのだということが、痛いほど身に染みました。

そしてアトリエ可愛すぎるのでそこもっと見せてくださぁいとなりました。

グッズ購入しました

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可愛すぎる…(震)

もうたっぷり原田治さんの世界を堪能した後の物販。しかも復刻…。

無理です。買います。

 

全部可愛いですよねぇ…うっとり。

 

これからこのグッズたちが暮らしの中にいてくれるって、それだけで毎日の【小さい元気】が湧いてきそうです。

 

辛くなってもそばにいてくれる、自分の好きな雑貨は、お守りみたいなものですね。 

トートバッグのここが好き

絵もサイズ感もジャスト『かわいい』って感じですが、

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↓これ

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なんとチャック付きのポケットがありました!

 

トートバッグって、ぽいぽい物を乱雑に入れてしまって、

玄関ドアの前で「カギがない。どこどこ」って言いながらカバンの中をぐしゃぐしゃにかきまわすというくだりを50回くらい繰り返しているので、これすっごい便利そうだな〜とほくほくして購入しました。

 

裏面はシルエットになっています。

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原田治さんは抽象画っぽい裏面が好きだったそうです。

 

そのあたりの各グッズについての制作秘話が書いているのがこの本。

画家のお話の引用元もこの本です。

原田治展には書かれていない、ご本人のグッズへの思いがたくさん書かれています。

原田治さんのエッセイ、文が軽やかですいすい読めちゃう。

このグッズを制作する時はそんなことを考えていたのね。

と、しみじみ感動してしまいました。

終わりに

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 小さい頃の私の好みはどっちかというと渋く、

 

妹は誕生日にプリンセスのドレスを着てくるくる踊っている中、

私はというと「ピングーの電動ろくろ陶芸セットが欲しい」と言っている子どもでした。今思えばなかなかいいチョイス

 

その当時のオサムグッズを見て「かわいいなぁ」と思っていました。

小さいながらにして、心がときめいた原田治さんのイラストたち。

そこにはプロが使う人を思って描いたイラストがあったんですね。

 

 

この展示会に行けて、本当に幸せでした。